○前期老人層と後期老人層の平地歩行能力に関しては、全国福祉協議会の調査(高齢者問題総合調査報告書、p.164-165、1982)で図2のような結果が示されている。75歳を境に、すなわち後期老人層では普通に動作できる人の比率が大幅に低下している。 4)高齢者の身体寸法 ○高齢者の身体寸法は40歳頃から身長、胸囲の低下が如実に現れ始め、体重の低下は死亡率が急に増加する50歳から70歳代にかけて始まる。図3は若年者、高齢者男女の身体寸法が加齢に伴って減少し、若年者に比べて縮小していることを表わす。
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